すいけん

メモ代わりに書いた内容が駄々漏れしていた(笑)書きかけは×
目次

 器材についての話
 ボートダイビングでのレスキュー
 ボートダイビングでのレスキュー追加
 ガイドマニュアル
 ストレスとパニックについて
 中高年ダイバーについて
 安全・安心について リフレッシュとグループ分け
 本当にダイビングの講習を受けましたか?
 単独ダイビングとバディダイビングを考える
 安全を考える 1993年
 適正ウエイトについて
 エントリーエキジット
 スノーケルは必要か?
 水中ではぐれることへの考察
 書きかけ ダイビング組織についての考察
 書きかけ 着衣泳について




ダイビング器材について考えてみた

ダイバーにとってダイビング器材は命に関わる大事なものです。 器材によって安全なダイビングが出来ると言っても過言ではないと思います。 良いゴルフクラブでなくてもゴルフは楽しめます。スコアは別でしょうが命に 関わることはありません。

レギュレーターは、十分な空気が楽に吸えるかという点が第一でしょう。過去の経験で 水中でのオーバーワークの時、レギによる換気が十分あるとは思えず息苦しさからの 回復に長い時間がかかったり、浅いところでは水面に顔を出したい衝動に駆られた事も あります。その経験から、ハードワークした後に呼吸回復が可能なレギュレーターの必要性を 痛感いたしました。

いろいろなBCを使うチャンスがあるのですが、BC自身の浮力が大きくてウエイトを多めすることもあります。 排気がスムーズでないタイプもありますが、このようなものはやっぱり使いにくいと考えます。 浮きやすいタイプのBCを使っている時は、エキジットする際は息を吐き気味にして上がったりと 調整していたのですが、大波に耐えようとした時に思わぬ抵抗となった経験があります。 浮力が働いて波を突き抜け難かったりします。 体にフィットして、最大浮力はそれ程多くはないけど、排気がスムーズで水中での抵抗が 少ないタイプが安全かなと思えます。 テクニカルダイブなどで複数のタンクを背負えるタイプのBCは、最大の浮力が大きい故に ゴテゴテ感があって抵抗も大きく使い難い。

技術論
適正ウエイトについて、テクニック講座と称して多くの解説がされていますが、実際にそれが 正しいのか検証してみたい。

ある解説では、フル装備のダイバーがBCのエアを完全に排気した状態で息を吐き出し
「吐いてすぐに沈んでしまうようならオーバーウエイト」
「逆にまったく沈まないようなら、ウエイトが足りない」
「息を吐ききって数秒後に沈みだすのが理想のウエイト量」
「最後に、後半に浮くことを見越して1キロプラスする」

とありますが、この内容について考えて欲しい。
適正ウエイトを確認する方法は非常に簡単な手順を守れば出来ます。 第一に息を吸った状態で浮いていられるかどうかです。大きく息を吸おうが普通に吸った状態でも ともかく浮いていれば第一段階はOKです。 すなわちオーバーウエイトではありません。ですから 「吐いてすぐ沈んでしまうようならオーバーウエイト」とあるのは勘違いです。 第二として「息を吐いてもまったく沈めないのは、ウエイトが足りない」というのは正しいでしょう。 息を大きく吐こうが少し吐こうが沈むことが大切です。これで第二段階をクリア出来ます。 息を吐ききってから数秒後に沈み出すのが理想のウエイト量というのには疑問があります。 適正ウエイトというのは、ぴったりとしたウエイト量を指すわけではありません。 適正ウエイトには大体1〜3kgの幅があると考えて下さい。同じ適正ウエイトでも「重めの」「軽めの」 ウエイト量があっていいのです。上記の解説でも、「最後に、後半に浮くことを見越して1キロプラスする」 とありますが、理想のウエイト量としながらも1kg足すという考えや説明の仕方では混乱が生じます。 素直に重め・軽めがあると理解してその日のダイビング(潜水深度や海域の水深変化など)に合わせて 自分の判断で選べばいいのです。もう一度確認しますが

@息を吸った状態で水面に浮いていられる。
A息を吐けば水中に沈んでいく。吐いてすぐなら重めの適正、 時間がかかるようなら軽めの適正です。
たったこれだけの事を水面で確認できればいいのです。


適正ウエイトを理解していないダイバーは、 潜れないものだから頭から入って(勿論キックも使う)潜ってしまうとか、BCの空気を 全部抜かないで潜ってしまうとかは論外です。
ついでに1kg足すという考え方について説明すると 多分ですが、タンク内の空気の重さを少し考慮しようとしているのではないかと思います。 ダイビング終了時にはタンク内の空気がなくなりますがその重さが約2kgあります。 つまり2kg水中バランスが軽くなるのです。その分を始めから少し足しておこうという説明なのだと思います。

ですから、最初から理想の適正と言わず「重めの」「軽めの」と理解しておけばいいはずです。 軽めだとダイビング最後の安全停止(5m〜6m)の時に浮き気味なることの理解、その後浅いところの移動は 浮いて辛いとか、分かっていれば自分でウエイトを選ぶことが出来ます。ただ、軽めのウエイトだからと言っても 浅場で浮いてしまうわけではありません。軽めのウエイトは、肺の中の空気を多く吐くことによって選択されて いますから、 タンクの空気消費による2kg分のウエイト減に対しても、息を吐き気味にすることによって対応します。 水面適正4kgで入ったダイバーは、水深5mでの適正は3kgです。2kg減った空気分の重さを考えると 呼吸で1kg分を吐き気味にするわけです。吐き気味と言っても要は、空気を吸いすぎない、深呼吸の様に 大きく吸い込まないようにするということを注意すればいいのです。 体勢も水平ならば急には浮上しませんので体のバランスや下向きの 体勢などいろいろと調整出来ます。また、浅いところでじっとしたい場合に、重めの適正を選んでおけば 息を大きく吸っても浮きにくいので写真などには有利に働きます。

また、別の解説では
ウエイトを決定するために様々な要素が絡んでいるのでと説明し、ウエットスーツ、ドライスーツと いった種類、3mm、5mmといった厚さ、タンクがアルミかスチールか、タンクの容量、ダイバーの 比重とかあげますが、要は先ほど説明した「息を吸って浮く、吐いて沈む」という単純な確認さえすれば 何の問題もないはずです。確かに要素によるウエイトの変化はあるので、そのことへの理解は必要ですが まずは基本を抑えておいて下さい。*注@
ゲストの体重を聞いてウエイト数を決めるなんていうのもいい方法ではありません。 外観でウエイトを判断するなら使っているスーツの厚さとタイプ(ワンピースかツーピースか)の方が参考に 出来ます。ゲストの体型は見ればわかるので体重を聞く必要はないですから、女性ゲストに体重だけは 聞かないようにして下さい。事前にレンタルスーツサイズを選ぶ際には、必要な場合があります。
中性浮力もこの息を吸ったら浮く、吐いたら沈むという状態になるように、BCに空気を入れたり 出したりすれば良いと言うことも理解して下さい。

注@スチールタンクとアルミタンクでは、水中での重さはスチールタンクの方が重い。 3mmと5mmでは5mm厚の方が浮く。など

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技術論
ビーチでのエントリー(EN)・エキジット(EX)の方法について
波の無い状態ならば、フィンを片手に歩いて入って行けばよいのですが、波がある場合の基本は、フル装備を 装着した状態から バディでスクラムを組んで横歩きしながら、海に入って行く方法を講習では習うはずです。しかし、 最近、岩壁、手すりなどに掴まって入るポイントも増えていますので、安直に横歩きだけを練習 しています。岩壁、手すりなどに掴まって入る方法は、バディとスクラムを組んで入る方法の応用です。 ですから、初心者講習では基本のスクラムエントリーをきっちりと講習する事が 大切です。 手すりのある所ばかりではありませんし、エントリーダイバーが居て使えなかったり、 波が高く手すりやロープから離れた処に飛ばされた時にでも 目の前にバディが居るのにも関わらず協力もせず、離れた手すりやロープへ掴まろうとモタモタして、 波に揉まれるなんて馬鹿馬鹿しい事です。 更にエキジットの時、掴まるものがなければ、波に乗って岸へ向かい、引き波に耐えた後 這い蹲って(赤ちゃんのように這い這いで)上がる方法が基本にはあったはずですが、 現在ではなかなかそのような 講習がされていないのでしょうか?波打ち際で転んで、波の掛かるところで立とうとして、また波に転ばされる ダイバーを見ることがあります。そんな時もさっさと波の来ないところへ上がる方法として手をついてエキジット する方法は誰でも理解できる簡単な方法です。基本の知識経験を必ず身につけて貰いたいものです。

経験を積んできたダイバーは、ロープやスロープの手すりを使う時に途中でフィンを脱いで上がって来る方法を 選択される人も多いです。この時大事なことは、フィンを脱ぐタイミングです。背の立たないところでフインを脱いで ロープに掴まって上がってくるダイバーがいます。やはり波がある時は、ロープの上で翻弄されてしまいバランスが 悪いのでフィンは履いていた方が安全です。逆に浅すぎるところでフィンを脱ぐのもタンクの 重さも辛いし、バランスを崩すなどして波で倒される危険性もあります。立った時に胸・肩が出ている位の深さでフィンを 脱ぐのが脱ぎやすく歩きやすい深さです。波が来たときには沈んだ状態でやり過ごすことが出来ます。 また、脱ぎ始めた時の深さは良かったのですが、変に足を上げたり 浮いたりして追い波によって、岸の方へ寄せられてしまって、結局浅すぎる所にいるなんて事もありますので しっかりとロープに掴まり立った状態でフィンを脱ぐことが大切です。

ここで余談ですが、インストラクターはEN・EXする時に波のタイミングをみてますから、「今です」とか かけ声を掛けているそのタイミングで動けると影響が少ない時にEN・EXできます。しかし、声を掛けられた時に すぐEN・EXできすあるいは準備不足だったりでモタモタすると飛ばされたり、泳いでも戻されたりと波に 揉まれる事もおきます。ダイバー自身が波を見て準備出来れば一番です。サポートされている時も そのタイミングを大切にして下さい。

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ガイドマニュアル
インストラクターマニュアルは指導団体毎にしっかり?と作られているが ガイドマニュアルはないのが現状です。そこで、一部のインストラクターの 集まりではガイドのガイドラインについて、意見交換しようという話までは出来上がっているようです。 今後、詰めるのが難しいだろうなと思う点について先に考えてみたい、なぜなら、以前から いろいろなインストラクターに話をしてもなかなか相手にされなかった問題だからである。

その問題とは、ガイドレシオの問題です。 相変わらず指導団体は、海洋での講習の際、インストラクター1名に付き 講習生は8人まで(NAUI)というコース基準を設けている。 相変わらずと言っているのは、1:8の講習を現場を担当するインストラクター のほとんどは怖くて出来ない非現実的レシオだと感じているのではないかという事です。更にコース基準では あくまでも「最大比率は理想的な状態に適用するものであり、海域の状態やダイビング活動との兼ね合い、 参加者のストレスを減少させるためには最大人数を減少させること。」としてインストラクターの判断に 委ねるところが大きいのだが、インストラクションレシオ1:8にしておくことによって インストラクター活動に対して制約をあまりかけたくないという心理が働いていると思われます。 不幸にして講習中に事故が発生した際も、この基準を守っている事が重要な要素になってくるからです。

この為、 ガイドのガイドライン的なものがない現状では、各ショップ及びインストラクターが独自の ガイドレシオを決める時に、これを参考にガイドレシオ1:8あるいは それ以上のガイドダイビングを考えるショップが出てくるのです。
このガイドレシオを、ある地域で共有しようとすれば、かなり難しい問題になることがわかります。 むねダイビングショップではガイドレシオ1:4です。その差が縮まるでしょうか? ガイドレシオ1:8のお墨付きを与えることによって、事故の時にインストラクターを守ると考えるか 参加者の安全の為に、ガイドレシオ1:4とするか悩ましい問題です。海という自然を相手にしている限り 事故の発生は防げない事を謙虚に受け止めて、如何に事故を防ぐか常に考え続けていかなければなりません。

海のコンデションによって、参加者の実力(経験、体力)などでガイドする比率は変わると考えられます。 良いコンデションでメンバーを見てこのメンバーなら、1人で6人連れて行けるなんて事も当然あるでしょう。
当日の天候も分からない段階で予約を受けている我々がギリギリのレシオで定員を募れば ダイビング計画が破綻する事は容易に想像が出来ます。
透明度が落ちた、風が吹いた、うねりが入ってきた そんな場合、当日に急遽スタッフを増やしたり、ポイントを変えたり、 スタッフが2ダイブの予定を4ダイブにして2チームに分けて潜り対応したりする事が出きればまだいいのですが、 出来なければダイビングを中止することになります。が、この中止の判断が出来ないのではないかと思われます。 他のチームは潜っているのに、自分たちは潜らないなんてきっと出来ないでしょう。だから危ないのです。

初めから余裕のあるガイドレシオで募集する事が安全には間違いありません。 しかし、ビジネスの部分との鬩ぎ合いであることも間違いありません。
ガイドレシオ(1:8)(1:4)
料金安くなる高くなる
料金が同じショップの利益は大きいショップの利益は小さい
安全性低くなる高くなる
生物の観察あまり見られないゆっくり見られる

現在の伊東でのショップの料金を比べるとガイドレシオ1:8のショップと1:4のショップの 料金の差が無いことに気付きます(^^;)。 ゲストはこのガイドレシオを気にしていないのでしょうか? ガイドレシオ1:8でも各々のダイバーにとって自己のスキルと照らし 自身の安全が守られていればそのショップで問題ないのです。 1:8が心配な場合には1:4に行けばいいのです。が、腑に落ちない点が 1:4のショップの料金が上がってないことです。 料金の正当性についても考えてみたいですね。また、募集時にガイドレシオを 公開する事も大切です。少人数制と言ったときの少人数とは何人の事か明確になります。
今後、どのようなガイドのガイドラインが出きるか楽しみです。

このタイトルは、いろいろな問題がありまとまっていない、まだ執筆継続中とお考え下さい。
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ストレスとパニックについて
ダイバーにとってストレスとパニックは重要な問題になります。
一般にパニックになると「何をするか分からないし、落ち着くことも難しく出来ない」 と考えられています。そこで、ダイビングの教材の多くは、パニックになる前に ストレス状態があり、ストレスの段階で自分を取り戻す事が大切だと教えています。

ストレスを感じる状態は、例えば、流れに逆らって泳ぎ息が 上がるとか、器材の不調や様々な要因によるトラブルや不安な状態でダイビングを 続けることによって起こります。
したがって、 ストレスを感じた段階で、その原因の除去、対処をすることによって精神状態が 回復し、安全にダイビングを終了する事が出きるとされています。 ストレス状態のダイバーはまず、「セルフレスキュー」が要求されます。 本来は、自分のストレスは自身が一番早く感じられ分かるはずですので、 その原因を除去するように @止まりA考えてB落ち着きコントロールを取り戻す事が大事です。 また、本人がストレスに気付かない場合でも、ストレス状態のダイバーの呼吸は 早くなっているのが通常ですので、バディは吐く泡の異常さに着目して 行動をやめ落ち着かせ、呼吸を取り戻させるなど「アシストレスキュー」が出来ます。 それぞれストレスを感じたダイバーが自分を取り戻せばパニックにはならず 安全を確保できます。
ダイバーはダイビング技術を磨き不安を除去し、安全な余裕のある潜水計画を立て ダイビングを実行することによってストレスを感じる機会を減らすことも大事です。
ダイビングインストラクターにとって、ゲストのストレス状態を見逃すと言う事は 最悪の結果を招く事になります。十分な状態管理の出きる人数比率や事前のチェック方法 なども人の命の大きさを考えれば慎重に考えておくべきです。

インストラクターがパニックを防げないと言うことは、そのほとんどが事前の予兆である ストレス状態を見逃していると考えるべきです。
しかし、ほんの少しの確率でしょうが、 ストレス状態がほとんどない瞬間的なパニックもあるのではとも考えています。快適に潜って いるダイバーが自身の急な精神状態の変化でパニックになってしまう例ではないかと思える経験があります。 突然、浮上のサインを出され(この時点はストレス状態でしょう)インストラクターがOKを返している (この時間も数秒) 内にグイグイと水面を目指し、途中でレギュレーターを外してしまった。 ストレス状態を見逃していたとは思えません。ゲスト2名でのんびり楽しんでいたので 本人に後で話を聞いても、 「急に怖くなって上がりたいと思った。その後の記憶ははっきりしない」と言うだけです。 本人にとっては普通にダイビングが終了した感じのようです。

繰り返しますが極稀に瞬間的パニックがあるとしても、 ストレスを見逃した結果パニックを招くという事実がほとんどであり インストラクターの責任は重大だと思います。また、パニックダイバーに上手く対応できたとしても 残されたダイバーに対してもしっかりフォローしなければ二次的事故を起こす可能性が高いので 対応する能力と人数比の問題が重要だということもインストラクターは理解しておかなければなりません。
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中高年のダイビング?
「第1回SPDCインストラクター生涯教育プログラム」に参加した時の話です。 テーマは、「中高年ダイバーの安全潜水」で、大岩弘典先生 (南あたみ第一病院ダイバーズクリニック主宰)の講義です。

今回、参加者も多く盛況の中、質疑応答を聞いていて感じたのは、ダイビングスタッフと 医者のダイビング事故に対する意識の違いでしょうか。 過呼吸の症状を持つダイバー、肺ガンから復帰したダイバー、軽い脳梗塞を起こしたダイバーなど 様々な危険因子を持つゲストに対して、「潜らせて良いのか?」という質問に対して明確に ゲストが納得出来るように説明しますから僕の処へ来させて下さいと仰っていた点です。つまり、危険性を はっきり伝えダイビングを中止して貰う事が出きるかどうか。

ショップ側はどうにか潜らせられないかという立場、医者は駄目なものは駄目 とはっきりしています。 勿論、お医者さんでも意見が分かれる判断もあるのでしょうが、大岩先生はダイビングに精通されている 方ですから、今回質問の対象になったゲストに対してダイビングを中止するよう進言する事を期待します。 この様な例を別にしても、我々でも常識的に 不適、禁忌の判断が 出きるものもあるはずで、ゲストの事を考えれば ダイビングの中止もしっかりと進言しないといけないと 言うことです。その後、ここでの例で言えば大岩先生の病院に行って貰い、先生の判断を仰ぐ事によって ダイビングの継続が可能かどうか確かなものになります。

ダイビングを安全に楽しむ一つの目安の例ですが、体力の目安として、 12分間で1,500mを歩く(勿論、走っても良い) 事が出きる体力が要求されます。これなら、中高年が自己判断が出来ます。皆さんはどうですか? もし、引っかかるようでしたら、基礎体力をトレーニング等で回復させてからダイビングを楽しむ必要が あります。

ここでも面白かったのは、ショップのゲストに「12分で1,500m歩けるか?」 聞くと、「歩いた事がないからわからない」 と返答されて困っているので、他に目安はないですか?と質問するインストラクター。大岩先生に 「3階まで駆け上がって息があがらないか?」 でしっかりチェックする事も出きますよと言われると「3階のビルが近くにないからな〜」 といい訳ぽっくなる インストラクターの思いは一体なんなんだろうか?他のインストラクターから万歩計で簡単にチェック 出来ますよと指摘されても 納得のいかない顔をする。要は、駄目なものを潜らせる理由が欲しいだけで事故の予防の考え方が欠落 しているのかもしれない。 潜水前の自己申告のチェックシート、病歴も今の健康状態の確認もあるが、これを形骸化させてゲストを 受け入れてしまう事がいかに危険か、また、よくある話であるという一面が見え隠れしている。

ふと思ったのは、過去のダイビング事故 のこと。詳しくは言えないし、全部の事情を知っている訳ではないが、ある所でダイビング中にゲストの調子が悪くなり、 陸に引き上げた時には心停止状態。病院へ搬送後、残念ながら死亡が確認された。病理解剖の結果、 心筋梗塞によるものらしくダイビング事故ではないとの結論?。結果、インストラクターには大きな責任は ないらしいのだが、質疑応答を聞いている内に、 ダイビングを実施する体力がこのゲストにあったのかどうかが気になる。持病、体調を隠して潜ろうとする ゲストにも問題はあるが、病気による事故であろうが、ダイビングサービスの責任が問われる可能性がある限り ダイビング事故に対する認識を改めて大きく見直さないといけないだろうと思う。
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安全安心とは?
ダイビングが楽しいレジャーとして定着しつつある現在、安心安全について 考えてみたい。
講習では、認定基準をクリアしてきたダイバーもしばらく潜らない事によって 安全度が落ちてくることは考えられる。6ヶ月以上、間が空いてしまったダイバーは、 背の立てるプール(コンファインドウォーターも含む)から基礎技術のチェックなど からダイビングを再スタートさせることが勧められる。勿論、レベル・経験本数等によっても 違いがあるので最後は自身の判断となる。この判断が謙虚に出来るダイバー を講習では育てて欲しい。

何人のグループ?
リフレッシュが勧められるダイバーを含めてのグループガイドダイビングはどのショップでも 実施されないと思うが初心者及び経験の少ないダイバーを含めてのグループガイドは多く 見られる。その時の人数比について考えてみたい。

グループは、初心者や経験の少ないまたは巧くない、体力がない第一グループ。 ダイビング技術は、そこそこでストレスがなければ普通に潜るダイバーだが、ストレス(急激な流れ、 うねり、ディープ、透明度が悪い、他のダイバーのトラブルなど)があると期待できない第二グループ。 多少のストレスなら十分落ち着いていられるマスタースクバーダイバーレベルの 第三グループ。
第一グループのダイバーが一人でもいるファンダイビングのチームの人数は最大でも4人位が適正では ないだろうか?トラブルが発生した時に、手の掛かるダイバーをフォローしながら、トラブル ダイバーのサポートやレスキューが出来るぎりぎりの人数比だと思う。5人目以降は、第三グループの レベルが求められる。 5人以上のダイバーをガイドしていて、エントリーエキジットの失敗、ダイバーのロスト、残圧管理の失敗 等トラブルを起こした場合は、ガイドしているインストラクターの責任が大きいだろうし、そのショップの責任も 大きいと思う。 一度に多くのダイバーをガイドすることによって多くの利益を得ることが出来るこの業界では 利益を求めて無理なグループ分けをして事故に繋がる事も考えられる。 安心・安全なガイドとはなんなのか、今一度考えてみたらどうだろうか?

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なぜ習わないのか?
皆さんは、本当に講習を受けてきたのですか?
「マスククリアが苦手!中性浮力が出来ません!」って言ってしまう ゲストの気持ちも分かりますが、これは出来ないゲストが 悪いのではなく、充分な講習を受けていないと言う事実なんだと 気づいて欲しいのです。 皆さんが講習(指導)を受ける際にインストラクターには 最低限、講習生に身に付けてもらうべき技術の習得ラインが あります。技術レベルに達しなければ、認定することはできません。 それが世界基準です。世界中のほとんどの国へ行っても Cカードを提示してダイビングを楽しむ事ができるという事の 裏返しでもあります。もし、これが守られなければダイバーの 安全は大きく損なわれることになります。

そこで今一度考えてほしいのですが、いろいろな指導団体が ある中で 少なくともNAUIのスクーバダイバーコースの基準では、 「サポートも受けず、特別な動きもせずに水中停止(ホバリング)できること。」 また「ダイビングが終わった段階で、毎分9 m以下の落ち着いた速度によるアセ ントを行い、水深5 mで3分間の安全停止ができること。」とありますから、 中性浮力の技術をかなり高いレベルで習得していなければおかしいことになります。 出来ない人は、そのまま認定されたことをラッキーと喜ぶのではなくもっと ちゃんと教わらなければいけなかったのです。
更にマスククリアに関しては、必ずマスクの脱着を練習し修得してなければ なりませんので、偶然マスククリアが出来たなどというレベルでは 認定されません。

繰り返し言いますが出来ないダイバーが悪いのではなく 教えないインストラクターやスクールに責任があるのです。
水深4,6m以深から緊急スイミングアセントってやりました?
水深4,6m以深で他のダイバーとエアーを分かち合いました?
だからちゃんと講習を受けましたかと皆さんにお聞きしたいのです。

ついでに、NAUIのコース基準では技能用件の中で水泳能力に関して 「泳げること。」となっています。
皆さん、泳げますか?
一体どの位泳げたら泳げると人に言えるのでしょうか? 昔は200m水泳というのが基準としてありましたが、今は表記が変わって 「泳げること。」になったのですが、これは基準が易しくなったのですか、それとも厳しくなったのでしょうか。
ご存知だと思いますが基準は潜水指導団体が作って、団体のインストラクターに 実施させているわけですが 個人的には200m水泳できる事と安全にダイビングが出来る事とは本質ではないと思っています。 20数年あるいはもっと前から 少しは泳げる程度の人がダイビング講習を受ける時代でした。 更に泳げなくてもダイングが出来ますと宣伝している団体がダイバー数を増やしている時代だったので、 ダイビング講習を始める前に、200m泳ぎ、10分間の生存水泳が 出来た人だけが講習に参加できるという基本的条件は非常に厳しかったのではないでしょうか。 受講生の獲得競争力としてはかなりのマイナスですよ。200m泳げと言っている傍に「泳げなくていいです」 っていう団体があってどちらもダイビングの認定をしているのなら受講しようとする人はどっちを選ぶかは歴然と していますよね。そんな中、200mを泳がせず、 認定カードを発行しているのではと疑いたくなるようなNAUIショップが散見され、僕自身も水泳能力よりスノーケリング 能力に判定基準を変えられないかと話した事もあります。コース基準の差が講習生獲得に 大きく影響していたからですが、守られない基準に問題がある場合もあるということです。 水泳能力がそれ程、問題視されることだったのでしょうか?むしろ、ダイビング適正の中身として、 水泳能力を評価することより 講習中に習う水慣れ、スキンダイビング能力の方が安全にとっては大切だと思われます。 ダイビングの普及に伴って基準も見直される事は必要だと思っていたのでよりよい方向を模索していました。 200mの基準を守らなければ、その他の技術項目も安易な方向へ流れることも想像できます。 マスク脱着ではなくマスククリアだけで終わらせるとかです。 基準があるのに基準を守らないスクールやインストラクターには問題があります が、基準の価値が問われた場合には基準の意味を考えることも必要です。 どこまで技術を習得すれば認定できるのか、際限がなくなりますからインストラクター個々の判断は重要です。 マスククリアが出来る!1回でも出来ればいいのか、少しの水を入れた状態で出来ればいいのか インストラクターの責任感と目指すダイバー像によって大きく違ってきます。 受講生に対して十分な講習を提供する義務がありますのでしっかりと講習し技術を講習生が確実に 取得する為にも繰り返しの練習をする時間が必要だと思いますので、 講習時間を短くする、最近の傾向にも心配しています。
更に考えなくてはいけないのは、基準を作成し、インストラクターに提供している指導団体です。 基準を守らないスクールやインストラクターへの指導団体の責任はどうなるのでしょうか? 当然、監督責任があるのではないですか?安直な講習をしている スクールを指導、監督する立場にあるのですから、もし、受講生が講習を受けられなかった時の 不利益は指導団体にも請求が向けられるべきだと思います。 もっと言うと、技術不足の潜水事故に対して指導団体は監督責任を真摯に受け止め、基準違反の スクールだけの責任に転嫁すべきではないと思います。「スクールには基準を守るように言ってある。 だから責任はスクールにある」では済まされません。基準に問題はなかったのか? 多数が守れない基準だったのではないか?基準を守る為のきっちとした管理指導をしたのか。指導団体の認定責任も 問われるべきではないでしょうか。
毎年の認定カード発行枚数が多いところを優良ショップとして表彰している団体もあります。 いかに指導団体にお金を貢いだかですか? 優良ショップの証はそれですか?ちがうでしょう!と言いたい。

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すいけん
バディと言う言葉は、ダイビング講習を受講した方なら必ず聞いた事があるでしょう。 「ダイビングは一人では行うな」と習い、安全の為には、一緒にダイビングする パートナーが必要であり、2人1組を原則としてお互いに安全を確認することに よって事故を防ぐ事が出来ると理解されていると思います。そして、バディシス テムは、海浜における安全管理の一つの方法でもあります。例えば、ボートの船上 にいるダイブマスターがエントリーするダイバーをバディごとに管理しますが、 事故発生時において、最初の通報者がバディである事が多いのです。

すいけん ここで気を付けて欲しいのですが、バディでダイビングするより一人でダイビング していた方が安全だと主張する人がいます。大抵は、極端なバディ構成や例外的 事例を挙げてそんな場合は一人の方が安全だとか、安全な場合があると言う意見です。 しかし、これは受け入れる事はできません。バディシステムを正しく理解し守る事が 出来れば、一人でダイビングする方が安全だと言うことはあり得ません。 では、何が間違ったバディシステムなのでしょうか? バディダイビングをするそれぞれの技量は、最低限、その海に入って帰ってくる能力、 更に、レスキューして戻ってこれる能力が必要です。一人がダイブマスター(DM) もう一人がオープンウォーター(OW)であった場合など、OWダイバーが万一の時に 安全に戻ってこれる海でなければなりません。また、上級者であるDMが意識を失った 場合でも連れて帰って来れなければなりません。「能力範囲」でダイビング計画を 立てなければならないのです。目的地まで行って帰ってくる能力です。泳力、エアー量、 海況、あらゆる条件等を考えてバディで戻って来る事が出来る潜水計画を立てます。 つまり、DMがOWの人が落ち着いていて旨い、エアー消費も少ないと言うだけで遠く や深いポイントに連れて行く様なダイビングはできません。ダイビングは、劣る方、 弱い方に合わせなければなりません。例えば、エアー残圧が少ない人に合わせてダ イビングを終了する事は知ってますよね?それと同じように、OWに合わせて18m を超えるダイビング計画は実施できませんし、難しいナビゲーションを必要とする ポイントまでは行ってはいけないのです。

すいけん 一般に日本的ガイド方法は、一緒にダイビングをしながら、安全管理を含めてゲストを ガイドして海を楽しんで貰います。ゲストが1名の時、つまり二人でダイビングをします。 これはバディシステムによるダイビングでしょうか。実は、これはバディシステムによる 安全ダイビングではないのです。間違ったバディシステムでも、説明しましたが、能力差 がある場合に、能力範囲を超えてしまうダイビングはバディダイビングではないのです。 すなわち、ガイドとゲストの関係をバディダイビングとするなら、ゲストがOWなら、 ガイドもOWの範囲でダイビングを実施するべきで、ガイドがいる事によって、安全が 増して深い海や遠くの海に入れるという考えはできません。
では、このようなダイビングはどのように考えればいいのでしょうか?
ガイド(チームリーダー)は、バディダイビングの当事者ではなく、バディという単位を コントロールする役目であり、コントロールする技術・知識を持つダイバーです。 バディ単位の能力を考え全体をコントロールして、万一、バディの一人にトラブルが あった場合に、その相方のダイバーの代わりにレスキューを含めて対処する事が期待 されます。 コントロールすると言う立場を考えれば、バディも2組位が適当ではないでしょうか。 インストラクター1に対して2バディ(4人ないし5人)が、1チームとして成立する 上限だと思われます。自分が担当したバディをロストするという事は、致命的失敗ダイ ビングである事をガイドダイバーは改めて認識して欲しいものです。そして、そのロスト の原因として、4バディ以上の編成などがあればそこに大きな問題があると言うべきです。

すいけん では、ガイドダイバーが調査の為に単独ダイビングをする事に関してどう思いますか?
バディダイビングについて説明してきたように、ガイドはバディダイビングの範疇では 行動していません。自分の事をゲストにバディとして救助を求める事はガイドダイビング 中にはありません。ガイドダイバーは、グループをコントロールし緊急時に対応する訓練を 積み仕事しています。仕事として安全性の向上の為にも事前の海洋調査があるのです。 ですから、ガイドダイバーの単独調査ダイビングは、正当性があり、逆に単独で入れない ガイドダイバーはガイドダイバーとしての資格、能力がないと考えた方が良いとさえ言えます。 では、ランクとしてはどこまでのダイバーが単独ダイビングが出来るのでしょうか? 当然ですが、グループをコントロールする能力、技術が要求されるランクですから インストラクター、ダイブマスターがその資格を持ちます。ランクで分けるのはおかしい「俺は その辺のインストラクターよりダイビング経験があり、うまい」と言う方もいるでしょうが、 あくまでもダイビングを仕事としているダイバーとして分けさせて貰うのが一番でしょう。

まとめるなら、ダイビングの仕事に従事するダイブマスター、インストラクターだけが、 自己の判断と責任により、単独の調査ダイビングが出来るという結論です。

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何人のグループ?
残念ながら、絶対的に安全なダイビングというのは有り得ない。 しかし、安全率を限りなく100%の安全に近づける努力、 考え方をしているのかが問題になる。我々は、常に何が安全で 何が危険なのかを判断して、プランニングやスクールの運営を しなければならない。たった数十分間のダイビングをする時でも、 その時々に多くの選択肢があり、確実に安全な道を選ばなくては ならない。人数、経験、場所、海の諸々の状況を考えた中で常に 安全に配慮し、慣れや惰性的なダイビングを排除していかなけれ ばならない。海の対して臆病である事は決して恥ずかしい事では ない。むしろ、頑張りすぎる事や過信は無くさなければならない。  スクールやツアーを計画する時もその考え方は基本となる。 場所や講習時間、内容は安全性が高いか考える。料金なども安全 なスクール、ツアーを運営する為の費用として考える。スクール やツアーの料金も安い方が良さそうに見えるが安全に対する配慮 を無視した内容であってはならない。例えば、インストラクター と生徒の数の比率を上げたり、講習時間の短縮をするという利益 追求によって安全性が失われてはならない。  ダイビングショップも利益(働いている人の給料)を求めるが、 その原点には安全性に対する配慮が有るべきで、利益至上主義で あってはならない。利益の為にチッソを垂れ流した会社の如く、 利益の為にダイバーを漂流させたり、死亡させるのではいくら 会社が利益追求のものといっても許されるものではない。  充分に安全な講習、ツアーを実行していても事故は起こる。 初めにも言ったが絶対安全なダイビングはない。しかし、 この事をもって講習時間の短さや無謀なダイビングを実行して いる人達を弁護すべきではない。我々もいつ事故を起こすかという 緊張感の中でより安全性を求めつつ、安全性に欠けるスクールやツアーガイドが 淘汰されることを願う。


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ボートダイビングの考察
ダイバーの救援でダイビングボート(漁船)への引き上げ訓練?に参加してきました。 その時に、感じていた違和感を自分なりに考えてみました。

この時の検証は、ボートへの引き上げ方法と人数についていろいろと試してみたのですが、 結論として2人で船縁の板を外した状態ならうつ伏せ状態で十分 引き上げられるという 結果でした。また、ダイバーを掴む為に十分な太さのロープを巻き付けてグリップする と更に引き上げが楽ということがわかりました。もち手がロープだとしっかりします。

この結果で分かることは、船長さんがいて、1対1でボートダイビングをした場合でも なんとか引き上げて帰って来られると言うことでしょうか?
僕自身、ビーチダイビングに比べればボートダイビングの比率は極端に少ないので なんとも言えないところがあるのですが、ボートダイビング中の事故に関して ダイバーのレスキューが本当に大変だというイメージがあります。 ビーチならば、自分で救助しながら応援も要請できるイメージなのですが ボートだとしっかりとした協力者が必要になります。
もっと言えば救助の主体が、船上監視者(船長)にあるような気がします。 船上監視者が、酸素キット、AEDを配備してCPRを実施できるような体制でないと 十分効果的な救援活動が出来ないという事です。

実際を想像して、いろいろ手順を考えてみましょう。
疲労ダイバー・意識不明(呼吸はしっかりしている)のレスキューならば、 梯子までそのまま水面曳航をして 器材脱装中に、他のゲストダイバー(協力者)で体力のある人を 選びそのまま 船上に上がって貰い、器材を降ろしてからの引き上げの協力をお願いする。
その間に外した器材(2人分)を船長に引き上げて貰った後、船長と協力者が船上からイントラが 下から引き上げしやすいようにサポートしてダイバーを船上への引き上げます。 酸素供給が必要なら船長(又はイントラ)が、酸素供給をすることになります。 イントラ(又は船長)は、残りのダイバーを船上へ。船に戻った時点で他のダイバーが 流されないよう船に掴まるか、ロープなどを流して掴まよう指示する事を忘れてはいけない。

心停止ダイバーならば、ボートに一刻も早く戻り、引き上げる事が優先されます。 いつ器材を外すか判断しなければなりませんが、梯子近辺で器材を脱装した場合でも その器材を船上に引き上げる一手間は判断の分かれるところでしょう。

僕が感じた違和感とは、 2人での引き上げは楽に出来るという結論に対してですが、 船長とイントラだけでの引き上げ(2人)は、上記の流れ中では そう簡単な話ではないということが伝わってこなかったからです。この人数しか いないというならばそれは仕方の無いことで頑張るしかないのですが、それ以上の人数が 居る場合は、 協力者を1人指名する必要があると思います。また、それ以上の協力者はどうかというと 実際に引き上げるスペースが狭いので3人目の手が入りにくく、引き上げた後 体制の入れ替えに協力して貰うこと位でしょうから、引き上げの流れの中で 先に上がって貰うタイムロス考えると問題があります。 ただ、それも船の上に酸素キット、AEDなど準備されているという前提での 時間管理でしょう。準備されていなければ、その他のダイバーを船に上げる時間の ロスが大きな痛手になることも考えなければならないでしょう。

事故に遭遇してレスキューすることは本当に大変なことで、事故が起きないように 安全に対する心構えを、このような訓練は、我々に教えてくれます。 今回は特に伊東で事故が多発した後ですから、より重要な緊急対処訓練だったのですが そもそもの当該事故を起こしたショップスタッフが 一人も参加してこないという事に問題を感じます。
事故を起こしてしまったショップはこのような訓練に出てこないと 言う事実が、とても残念であり今後が心配でもあります。

後からの注釈ですが、上記の船は八幡野で使わせて頂いたダイビングボート でしたが、船上は広く開いたタイプでした。

今回の追加検証で分ったこと(^^;)
2回目のボートの引き上げ訓練に参加した時ですが、前回と同じように引き上げ方法が いくつか試されて、有効な方法について活発な意見が寄せられてそれは有意義なものでした。

しかし、前回とは違う点がありました。それは、船上のスペースです。 前回は、船の上には障害物がありませんでしたので、CPRやAEDのスペースも確保でき 準備が必要だと言う話にすぐなったのですが、今回の船は伊豆によくある船上の工夫が 問題でした。ボートポイントまでダイバーはタンクを背負って船上に張られた2本の板に またがって座る事が出来るようになっています。ダイバーにとって移動中タンクを背負って ポイントへ着くまで楽な体勢で居られる利点もあり、船長さんとしても 器材の装着を陸上でして行ける事によって、1本のボートダイブ時間がトータルで短縮できます。

実はこの板2枚がレスキューにとって大きな障害になっていました。
まず、ダイバーを引き上げた後、水平仰向け姿勢を取らせるスペースへ簡単に移せないと いう事でした。船上の引き上げ者が一人でなんとか上げても更に奥へと移動させるのが 座る為の板がじゃまして難しいということです。最低2人は欲しいところです。 移動させないと次のダイバーがはしごから上がる事に支障をきたします。重なって危ないとか スムーズに上がれません。
次に、実際にCPRをするスペースが取りにくいのも明らかです。横たわったダイバーの横で 正しく心臓マッサージをするスペースがない船もありそうです。AEDを準備していたとしても CPRなどのスペースが確保できないのでは論外だったのです。 実際の事故の時、CPRはできたのか?どこでやったのか?聞いておきたいところです。

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スノーケルは必要か?

スキンダイビングの技術を十分に習得していなければ、スノーケルは有っても使えない と言うことがまず第一に考えられる。つまり、エントリーエキジットでスノーケルを使えないようなダイバーにとってスノーケルは不要だと考えられる。

万一の時を考えて、スノーケルがあった方が良いと言う意見を聞くが、そもそも レギュレーターでエントリーして水面を移動、呼吸を整えて潜行、ダイビングを楽しんでエキジットも レギ呼吸ならスノーケルを使うチャンスがない中で、万一の時とはどんな時であろうか?
万一とはエアー切れやレギの故障だろうが、エアー切れに備えてスノーケルを持っているという理屈もおかしいのだが、対処方としては、BCDの浮力を確保して水面を背面キックで移動することによってエキジットまで移動できる。そして、場合によってはレスキューをお願いする(^^;) そもそもエアー切れを起こしているトラブルダイビングなのだから、遠慮せず応援を呼んだ方が安全だ。

波が高い時は、背面移動よりスノーケルがあった方が呼吸が楽だとも言うが、そもそも スノーケルが使えるのかという点で引っかかるので、有ってもなくても、エキジットでは、人の手を借りることになる。波の高い時のエントリーでレギを使うダイバーが波が高い時にスノーケルでエキジット出来るとは思えない。 あるいは、わざわざレギ呼吸でエントリーさせるのはスノーケル呼吸ではちょっと危ないと思うからで、エキジットでもちょっと危ないと思いながらスノーケルでエキジットさせるのは勇気がいるのではないだろうか? そんなダイバーを波のある海に連れて行く事が、問題だと言う反省に立つべきです。

海況の急変もあるなんて、しつこく言う人がいるなら、そもそもエアー切れにならないダイビングをする事をもっとまじめに考えるべきでしょう。
つまり、エントリーなど普段からスノーケル呼吸で移動を普通に出来る人たちなら問題が ないが、普段のエントリー時からレギ呼吸をしているダイバーには持っている意味がないと考えられる。 また、そのようなスノーケル呼吸を信頼できないダイバーを波の高い時に入れるリスクの大きさは十分理解して欲しい。 ある種のタイプのBCDはスノーケルがないと水面で呼吸しにくいというのは本当か?技術があれば 出来るけど、未熟な人には無理だという意見はスノーケル云々の前の問題のような気がする(^^;)
十分なトレーニングも受けていず、普段、スノーケルを使わないダイバーがスノーケルを付ける理屈がない気がしませんか?逆に言えば、スキンダイビングを楽しめるダイバーの育成が大事だということではないでしょうか?きっちりトレーニングしないで、持たせるだけ持たせるのでは無責任な気もしますね。

逆説的でしたが、スノーケルは必要な道具ですが、十分なトレーニングが前提にあるということです。
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水中ではぐれることへの考察

結論はブリーフィングの徹底なのだが、基本的な緊急手順として「離れた場合、1分ぐらい周りを見回して本当にグループを見失ったか確認しつつ落ちついてから浮上、水面では浮力を確保して待つ。」となる訳ですが、その事をブリーフィングで必ず言う事が大事で、参加者全員が共有することが大切です。また、緊急手順は事前の取り決めに従うと言う事で、基本手順に環境的配慮をした手順もある。例を挙げれば急な斜面での浮上は、垂直に浮上するのではなく、斜面に沿って浮上した方が安全だと考える事が出来ます(大瀬崎の先端では、壁から離れるように浮上するより壁に沿って上がった方が安全です)

先日、ロストダイバーへの対応で、思わぬ意見が出たので改めて考えてみたい。
本来は他のチームのゲストが合流してきた時、別チームだと告げ基本的緊急手順を促すのだが、技量を見て心配な場合は 自分のゲストには申し訳ないが一旦、一緒に自分のグループ全員で浮上してあげる事になる。 浮上したら、再集合まで見守る事になるのだが、ロストしたチームが浮上して来ないという 最低な対応をされると、本当に迷惑な(最低な)ガイドといいたくなる。

ロストしたチームが浮上しないのは論外なのだが、 ロストしたガイドが自分のゲストを連れて帰ってからロストダイバーを探しに行きましたと言う意見が あり、どうなっているのかな〜という感じになった。更に、ロストされたダイバーが合流した時には 自分たちが帰る時は一緒に連れて帰るとも・・・全く迷惑な考えだとしか思えないのだが。
確かに水中で頼ってきたダイバーがいた時に、浮上させることより連れて帰ったほうが安全とは思えるが 探しているチームのことなど全く考えていないとしかいいようがない。そのようなガイドには逆の立場で考えて欲しい、 必死に探しているチームがいることを、いや、探さないからそうなるのか・・・。迷子ダイバーに会ってしまった時は 悩みますね(^^;) 

ロストの原因は、人数の問題に尽きると思う。何も見ないガイドは話の外において置いて 普通ならばガイドしている人数が多いからロストすると考えていい。透明度5mで6人(3バディ)を 連れて入ることの是非を考えて欲しい。
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